流れ星のカケラ【完】
チンッと音がしてエレベーターのドアが開いた。
私は、5号室へと向かう。
5号室は、1番奥にあって
''TAKASE''と筆記体で表札が書いてあった。
「ふぅ…」
ただのお見舞いなんだから!
私は、ドアに鍵を差し込もうとした。
「いくら鍵持ってるからって、私が開けるのまずくない?」
差し込もうとした手を引っ込めてインターホンを鳴らした。
ピーンポーンと鳴ってしばらくしたら、
ドアが開いて聖が出てきた。
「…優貴!?」
「お、お見舞いに来たの…。」
「入って。」
そう言われたので中に入った。
中に入ると、聖の香水の匂いが一気にきた。
あぁー私、お見舞いに来ちゃったよ。
そうなんか実感した。