流れ星のカケラ【完】
ピピピピッ
しばらくしたら体温計が音を鳴らした。
聖から体温計をすぐに取って見た。
「聖、39度もあるじゃない…。」
聖の顔、首には汗がたくさん出ている。
「薬、飲ませなきゃ!」
私は鞄にいつも常備していた薬の箱を取り出す。
「食事後に服用してください…って書いてあるし。聖、何か食べた?」
「…食べて、な、い」
じゃあ、お粥作らなきゃ!
「聖、キッチン借りるね?」
私は、そういい残してキッチンに向かった。
むぅ、聖の家でかすぎる。
キッチンまで、5個ぐらいのドアを見たもん。
「あっ、アイスノンぐらい聖に渡しといた方がいいよね?」
冷凍庫を開けて、アイスノンを取り出す。
聖がアイスノンを買っててよかったぁと思いながら駆け足で聖の部屋へ向かった。
「聖、これを枕代わりにしておいて?」
タオルを巻いたアイスノンを聖の頭の下に置く。
そして、私はすぐさまキッチンへ。
冬なのに暑い!こんなにバタバタしたのとか久しぶりすぎる。