流れ星のカケラ【完】
朝食を食べて、髪をセットし、家を出る。
外は晴れてるのに寒い。
何もついていない木々のように私の心もやっぱりどこか寂しい。
聖に会ったら私どうなっちゃうのかな。
「優貴っ!」
「美奈、おはよ。」
「おはよ~。大丈夫?」
「うん!美奈のおかげだよ。ありがとう。」
「優貴、悟からメールで教えてもらったんだけどね、今日から聖が来るって。」
「…そっか。」
聖、来るんだ。
熱冷めてよかった。
「大丈夫?」
顔を伺う美奈。
「うん。きっと大丈夫。」
星校について、駐輪場に向かう。
聖、来るんだよね。
「優貴、行こう?」
「うん。」
私たちは校舎へと向かう。
「美奈ー、優貴ー!!」
後ろから、悟と聖が走ってきた。