流れ星のカケラ【完】

私は着替えて、髪をドライヤーで乾かす。

乾かし終わったら、化粧をするために自分の部屋へ。

お風呂入ったのに化粧するのは何か抵抗あったけど、

クリスマスイブだもん!

それに、学校に行けばクリスマスになるし…。

ピンクのアイシャドウを塗って、ビューラーでまつげをカールさせる。

付けまつげはせずにそのままマスカラを塗る。

最後に、淡いパステルピンクのグロスを塗って完成。

「テレビ、見てよっかな。」

テレビの電源をつけると、映画をやっていた。

「和葉さんの映画じゃん。」

最初から見ておけばよかったぁ。

しばらく、ずっと映画を見ている。

その映画はアクション系で面白かった。

「22時30分か。もうそろそろ行こう。」

テレビを消して私はセーターの上にダウンコートを着る。

マフラーも手袋もして準備万端。

「行って来るね。」

私はそう言って家を出た。

自転車に乗って星校へと向かう。

「今日も星がキレイ…。」





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