流れ星のカケラ【完】
「う、う~ん…。」
のび~をして起きる私…。
「やばっ!服!!」
自分の身体を見てみたら、しっかりと自分の服を着ていた。
「そういえば、着たんだっけ?」
隣を見ると、聖の姿はなかった。
「ふぅ。」
何気にホッとしている私。
だって絶対に今聖の顔みたらボボボッて顔真っ赤になるよ!
てか、夜シちゃったんだ…。
私のヴァージンが終わったんだ…。
絶対に未成年でなんかヤるもんか!って思ってたのに。
しかも、腰痛いし…。
「いてててて…。」
何かおばあちゃんみたい(笑)
腰を痛めちゃったおばあちゃんね?
私は、頑張って立ち上がり聖の部屋から出る。
部屋を出た途端、バターのいい匂いがした。
私は、その匂いのするキッチンへと向かう。
「優貴、はよ。」
「お、はよ…。」
なぜ聖はこんなにも平然と話せてるの!?
私、無理なんですけど…。
「朝食、できてるから。」
「あ、ありがと。」
私は、聖が作ってくれたトーストを食べ始める。