流れ星のカケラ【完】
「言ってみ?」
聖のその言葉に裏を感じるよ。
まるで、''言わないとキスするぞ?''みたいな。
私、今ここでキスされたら気絶するよ?
「聖に…」
「俺に?」
口が裂けても言わないって誓った私はどこに行ったの!?
「聖にみ、みとれたのっ///」
ついに「誓いを破った釘宮さん。
恐る恐る聖を見ると顔が真っ赤だった。
あれれ?照れてる?
自分で聞いときながら照れてるんですかぁ?
なんか優越感感じちゃって、
ニヤニヤした自分に後悔する。
「おい、何笑ってんだよ。」
「な、何でもございましぇん。」
噛んだよ…。噛んじゃったよ…。
「お前、それ反則だから。」
そう聖が行った瞬間、キスされた。
ほんの一瞬、触れただけのキス。
「なっ///」
何が反則でキスすんの!?
意味わかんないし!!
私は、赤くなった顔を隠すようにテレビへと視線を向ける。