流れ星のカケラ【完】
その日の夜。
聖からメールが来た。
「なんだろう??」
携帯を開くとあなたの愛しい名前が出てくる。
もう、今となっては2度とないの。
あなたの名前が携帯に映ることが…。
''優貴って何が好き?''
たった一言のメールだった。
「もしかして、プレゼント買うために?」
そんなわけないよね!
聖だよ?学校でも『買わなきゃいけねぇじゃんっ』って言って買いたくなさそうにだったし…。
でも、もし買ってくれるなら私は何を買ってもらいたいと思ってるのかな?
''う~ん…最近指輪とかネックレスとかにハマってるよ。''
正直に書いた。
最近、アクセサリーにハマっていて、
服とのコーデを考えて楽しんでる。
「あっ、でもなんか指輪とかって言ったら好きとかそういう風にとらわれちゃうかな?」
聖のことは好きだよ?
でも、そんな遠まわしに言わないで、
真っ直ぐ正面向いて『好き』って言いたい。
クッションに頭を突っ込んでどうしようかしばらく唸ってたら
好きなアーティストの歌が流れる。