二度目の"好き"を
初めての"愛してる"を
「どうして、なの・・・」
「・・・・」
「どうして私に関わるの・・・?」
同窓会や今回の私の態度でわかるでしょ?
私自身おどろくぐらいあからさまだったんだから。
なのに…
「・・・・」
なにも言わない福野。
--これで終わりだ。
ここまで言い切ったんだもの。
もう関わることはない。
出て行こうと立ち上がった。
「・・・待てよ」
パシっと手を掴まれた。
「離し…!」
「そんなもんわかってんだ」
っ!
「お前が俺のことを避けていることぐらいわかってんだよ」
「なら!」
「それでも!もう…二度と手を放したくない」
グッと握られる手。
真っ直ぐに見つめてくる瞳。