二度目の"好き"を
初めての"愛してる"を
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「・・・い。ま・・・い。麻衣っ!」
遠くから聞こえる。
私の名前を呼ぶ声が・・・て!
「は、はい!」
起きてます、起きてます!決して寝ていませんでしたー!
「まーた。机で寝てる」
焦る私とは反対に後ろからのんきな声が聞こえて、見てみると腕を組んでいる皐がいた。
「なんだ、皐か~。びっくりさせないでよ」
焦った~。
教授かと思ったじゃん。
すぐに冷静になってイスに座りなおした。
「だって何回ノックしても返事ないんだもの」
「それは失礼しましたー」
そんな生返事をして再び机にむかった。
「・・・なに焦ってんの」
っ・・・
「なにが?」
皐のいつもより低いトーンに気付きながらも平然を保ちながら返す。