俺様男にご用心!?
エレベ-タ-が動くと長い沈黙が続いた

「・・・」

「・・・」

この沈黙を破ったのは社長だった

「さっきはすまないね。うちの社員がひどい言葉を言い。あんまり気にしないで」

「いえ!ぜんぜん気にしていません!」

「さっきはすまなかったね。いきなり現れて、君が困っていたから・・・それとも迷惑だった?」

「いえっっむしろ感謝しています。社長が助けてくれなかったら今頃会社に入れていませんから・・・でもなんで私を助けてくれたんですか?」

「受付の彼女は知らなかったが君・・・確か秘書試験でぶっちぎりの1位だった姫宮さんでしょ?
その年で1位だなんてすごいね」

といってニコッと笑った

私はその笑顔に一瞬で吸い込まれたが我に返った

「あ、ありがとうございます」

私は顔を赤らめながらお礼を言った

「顔が赤いけど大丈夫?」

「大丈夫です!」

「そう!よかった」

チ~ン

エレベ-タ-は秘書課に着き扉が開いた

「このまままっすぐ行ったら秘書課だから」

「はい!さっきはどうもありがとうございました」

「いえいえ、それじゃあがんばってね」

そう言うとドアが閉まり社長を乗せたエレベ-タ-は上に昇って言った

私は秘書課へと足を進めた
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