*ビターチョコレート*

DVDを見ながらも小野崎の言葉を思い出す





大丈夫、先輩はそんな人じゃない
すごく優しくて、大切にしてくれて





DVDを見ている間、ずっと優しく手を繋いでくれた




DVDを全て見終わった時、何故かはっとした自分がいた





ほら見なさい、小野崎の奴!!
明日あったら謝ってもらわなきゃ





そう心の中でシッシッシと笑っていた時、先輩はベットにゴロンと寝ころんだ





そして私のほうを向いて手招きをする






「二時間も集中してたから疲れちゃったね。柚子葉ちゃんもおいで??」






「え、あ、はい...」





私は深呼吸をして先輩のベットにチョコンと座った





「ちょっと昼寝でもしようか」




先輩は私をそっと引っ張り、倒した






シングルベッドに二人横になり、向き合う





目の前に先輩の顔があって
ドキドキしすぎて目を瞑ってしまう





そんな私に先輩はそっと唇を重ねた






一度離し、私は恐る恐る先輩を見ると先輩は真っ直ぐ私のことを見ている





そしてもう一度唇を重ね、今度は舌を絡ませてくる





「せん、、ぱ、、、ンンッ」






先輩の舌が私の中にどんどん入ってくる





優しい先輩だけどちょっと強引で
でもすごく幸せで
やっぱ私先輩のこと好き






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