*ビターチョコレート*

恋?
俺が?
あいつに?




認めたくない




確かに今まで感じたことのない感情




これが恋なのか?
いや、違うただの気まぐれだ





そう何度も自分に言い聞かせながら
まだうっすら残っているあいつが書いた落書きを見た






「大和、、。」





そうボソッと呟くと大和は俺に耳を傾ける





「恋ってどんなん?」





そう微かな声で言ってみると大和は声を出さないようにクスクスと肩を揺らしながら笑う





「お前、かわいいな!!お前からそんなピュアな言葉が出るとは思ってもいなかったよ」





「うるせっ!あー、もういい。なんでもねぇ」





そう立ち上がると大和はまあまあまあ、と俺をもう一度座らせる




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