*ビターチョコレート*
「男なんてな、みんな一緒なんだよ。おまえの好きな奴もみんなな」
そう言いながらあたしからゆっくり離れていく
何となく小野崎の背中は寂しそうで
なんなんだろう
「そんなことないもん!!」
そう叫ぶと小野崎は立ち止まって振り返る
「馬鹿女が・・てめえみたいなブスが言い寄っても誰も相手にしねえから!!一回寝てポイ。俺だったらそうするし、みんな同じだから」
そう冷たく言い放つ小野崎
そんな言葉はすごくむかつくけどすごく悔しくて
あたしは小野崎の目の前まで行き、頬を思いっきり叩いた
「いってぇ・・図星だからって暴力かよ」
「違うもん!先輩はあんたなんかとは違うの!
柚子葉、自分で確かめるから。これでちがかったらあんた土下座しなさいよ」
そう言ってあたしは屋上をでた