私がヒールをぬいだ時
帰り道、私はお母ちゃんの行きつけの化粧品屋さんによって、美白パックをまとめて買った
『ひかるちゃん、今日は焼けてるね。洗顔は優しくして化粧水はたっぷり使わんとあかんよ。夏こそ水分必要やからな』と奥さんに言われた
家に帰り、私は風呂からあがると真っ先にパックをして化粧水で顔を調えた
『ひかるちゃん一気に焼けたな、楽しかったか?』
『楽しかったよ。バーベキューなんて久しぶりやもん。美味しかったわ』
『マツ、匂いしたんやろな、さっきからすごくぐずるんよ〜オヤツくれって』
『そうか、私の服焼肉の匂いやもんな。ごめんごめん』とマツの頭を撫でた
私は二階にあがって、クーラーをかけた
35歳のお肌に20歳のお肌…ハリも違えばダメージも違う
この時点で負けてるでしょ…そんな私が例え新伍が好きでも、あゆむちゃんには敵いません
私は手足にも乳液を塗りマッサージした
明日はM町の海岸の違う場所でスケッチしてこよう。これで明日の絵コンテが出来上がる
翌朝はあまり天気は良くなかった
薄曇りであったが雨はなさそうだ
私は自分でお弁当をつくり、水筒に冷たい麦茶を入れた
マツがワクワクしながら私を見ている
『マツはいけないよ、ひかるちゃんのお仕事なんやからね』と言い聞かせた
車に荷物を積んでエンジンをかけた
今日はこんなお天気のせいか、ほとんど人がいなかった
私は先にスケッチを済ませて、お弁当を食べた
南風が少しべたつく感じになってきた
車から少し離れたところで、私はぼんやりしていた
『何してるんや!』と声がした
私の車の横に軽トラが停まっている
『新伍、あんたこそ何してるんや』
『ちょっと親戚の家いっててん。見たらお前の車あったから』
『今日はスケッチしにきたんよ。仕事に使うから』
『もう帰らなあかんで。夕立きそうや』
空を見上げると黒い雲が立ち込めていた
『ひかるちゃん、今日は焼けてるね。洗顔は優しくして化粧水はたっぷり使わんとあかんよ。夏こそ水分必要やからな』と奥さんに言われた
家に帰り、私は風呂からあがると真っ先にパックをして化粧水で顔を調えた
『ひかるちゃん一気に焼けたな、楽しかったか?』
『楽しかったよ。バーベキューなんて久しぶりやもん。美味しかったわ』
『マツ、匂いしたんやろな、さっきからすごくぐずるんよ〜オヤツくれって』
『そうか、私の服焼肉の匂いやもんな。ごめんごめん』とマツの頭を撫でた
私は二階にあがって、クーラーをかけた
35歳のお肌に20歳のお肌…ハリも違えばダメージも違う
この時点で負けてるでしょ…そんな私が例え新伍が好きでも、あゆむちゃんには敵いません
私は手足にも乳液を塗りマッサージした
明日はM町の海岸の違う場所でスケッチしてこよう。これで明日の絵コンテが出来上がる
翌朝はあまり天気は良くなかった
薄曇りであったが雨はなさそうだ
私は自分でお弁当をつくり、水筒に冷たい麦茶を入れた
マツがワクワクしながら私を見ている
『マツはいけないよ、ひかるちゃんのお仕事なんやからね』と言い聞かせた
車に荷物を積んでエンジンをかけた
今日はこんなお天気のせいか、ほとんど人がいなかった
私は先にスケッチを済ませて、お弁当を食べた
南風が少しべたつく感じになってきた
車から少し離れたところで、私はぼんやりしていた
『何してるんや!』と声がした
私の車の横に軽トラが停まっている
『新伍、あんたこそ何してるんや』
『ちょっと親戚の家いっててん。見たらお前の車あったから』
『今日はスケッチしにきたんよ。仕事に使うから』
『もう帰らなあかんで。夕立きそうや』
空を見上げると黒い雲が立ち込めていた