私がヒールをぬいだ時
『ひかるちゃん、康子ちゃんもう来てるで』とお母ちゃんが言った
『ほんまかいな、待たせてもた』と私は慌てて二階に行った
『ごめんな、康子ちゃん』
『私がはように来過ぎたんです。先生の作品アニメになるってほんまですか?』
『来年の春らしいよ』
『どの作品ですか?』
『それはまだわからんみたい』はっきり決まるまで口には出せなかった
『よかったですね。私も頑張ります』
『今日は徹夜になるで、はりきってな』と私は笑った
私の20代、30代はインクの香りである
その中の数年は香水の時期もあった
仕事のために寝た事だってあった…そんな私に比べたら、あゆむちゃんの存在は眩しいくらいだ
あんなに自信満々な彼女なのに、私みたいな女に怯えてるのかと思うと可哀相だった
8月が終わる頃、新伍から電話があった
『ひかる、あゆむの奴失礼な事言うてすまんかった!』
『ええんよ、気にせんとって』
『今から迎えにいくから会ってくれんか?』
時間は夜の9時だった
『かまへんけど…』
『すぐや、今近くまで来てる。車の音したらおりてきてくれ』
車は5分もしないまに着いた
それは軽トラではなく、白いワゴン車だった
私は慌てて乗り込むとドアを閉め、シートベルトをした
『どこいくん?』
『二人で話せる場所や』と新伍は車を走らせた
30分くらい走らせただろうか?国道を走ってた新伍はいきなり左折した
そこは真新しいラブホテルだった
ガレージに車を入れ、私を降ろすと腕を掴んで部屋に連れて来られた
『抱きたい』
そういうと新伍はあの時のように、激しいキスをしてきた
私の頭の中は真っ白だった
シーツの中を泳ぐ私達は魚みたいだった
新伍は私の中で何度もいき、私も気を失うくらいの絶頂を迎えた
二人果てた時、私は新伍の胸にいた
『ほんまかいな、待たせてもた』と私は慌てて二階に行った
『ごめんな、康子ちゃん』
『私がはように来過ぎたんです。先生の作品アニメになるってほんまですか?』
『来年の春らしいよ』
『どの作品ですか?』
『それはまだわからんみたい』はっきり決まるまで口には出せなかった
『よかったですね。私も頑張ります』
『今日は徹夜になるで、はりきってな』と私は笑った
私の20代、30代はインクの香りである
その中の数年は香水の時期もあった
仕事のために寝た事だってあった…そんな私に比べたら、あゆむちゃんの存在は眩しいくらいだ
あんなに自信満々な彼女なのに、私みたいな女に怯えてるのかと思うと可哀相だった
8月が終わる頃、新伍から電話があった
『ひかる、あゆむの奴失礼な事言うてすまんかった!』
『ええんよ、気にせんとって』
『今から迎えにいくから会ってくれんか?』
時間は夜の9時だった
『かまへんけど…』
『すぐや、今近くまで来てる。車の音したらおりてきてくれ』
車は5分もしないまに着いた
それは軽トラではなく、白いワゴン車だった
私は慌てて乗り込むとドアを閉め、シートベルトをした
『どこいくん?』
『二人で話せる場所や』と新伍は車を走らせた
30分くらい走らせただろうか?国道を走ってた新伍はいきなり左折した
そこは真新しいラブホテルだった
ガレージに車を入れ、私を降ろすと腕を掴んで部屋に連れて来られた
『抱きたい』
そういうと新伍はあの時のように、激しいキスをしてきた
私の頭の中は真っ白だった
シーツの中を泳ぐ私達は魚みたいだった
新伍は私の中で何度もいき、私も気を失うくらいの絶頂を迎えた
二人果てた時、私は新伍の胸にいた