私がヒールをぬいだ時
ハマった!スーパー銭湯にハマったのだ!


ヒーリングサウナと呼ばれる岩盤浴、寝湯、電気風呂、露天風呂、そして至福の時間マッサージ…垢すりもある!


私は徹夜明けは必ず銭湯で過ごし、二週間に一回チカのエステに行った


身体は快調で仕事もはかどった



そんなある日、ネームを考えてる時携帯が鳴った

聞き覚えのある声だった


どたキャンの男である…

『ひかる、元気にしてたか?』


『おかげさまでね。かわりに東京には居られなくなったけどね』と嫌味を言った


『この前テレビみた…綺麗になっててびっくりしたよ。今どこに住んでるんだ?』


『実家よ』


『冗談はよせよ。田舎じゃないか』


『そのど田舎で私は仕事してるのよ!』


『まあ…俺が悪かった謝るよ…全て俺の責任だ

ひかるを傷つけて、友達からも非難を受けたよ。でもこの前テレビでひかるみて思ったんだ…やっぱり俺の横にはひかるが居なきゃダメだって

ひかるだってそうだろ?もう35なんだから結婚して落ち着きたくないか?仕事は続けていいから

東京に戻ってきてくれ!お願いだ』


…自分勝手なこの男の言い分に私は腹が煮え繰り返る…


『もう終わった事よ。あなたも早く新しい恋愛してください。私はあなたとヨリ戻すつもりはありません。復縁は0%です。私にはもう始まり出した人生あるんです!泣き声言うくらいなら仕事がんばりなさいよ…』


『会って話し聞いてくれ、そしたらきっとひかるも考え直してくれるはずだ!』


『会っても会わなくても同じです。私の気持ちはかわりませんから。電話、もうかけてこないでください、すごく迷惑です』


私は電話を切ると着信拒否設定をした


まったく男とは勝手なものである


特にこの男の勝手さは度を越している
< 55 / 64 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop