〜雄獅の過去and未来〜


『男友達とか居んの?』


『んーっ、居ないよ!♪』


ふぅーん、そこから否定かよ。


俺は満面の笑みを浮かべると


『…殺していい?』


由貴奈は少しも驚かず、ひるまず


『んーとねぇ、だぁめっ♪』


ねぇ、まじで殺りたいかも…ダメかな?


…俺、誰に聞いたんだ?
重症じゃねぇか?


『由貴奈、亜貴奈が今何してるか知らねぇ?電話に出ねぇんだよな…?』


由貴奈は少し驚くと、すぐに落ち着きを取り戻して


『なんで?雄獅はゆきのだよ?なんで、あきが出て来んの?』


さっきの猫なで声とはうってかわって殺気立った声に変わった。



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