〜雄獅の過去and未来〜
『俺、さっき亜貴奈に呼ばれた。そして、行くとアイツは…泣いてた。なんか知らねぇ?』
『知らないわよっ!』
由貴奈は取り乱す。
動揺しまくりだ。
そこに零が痺れを切らして亜貴奈を連れて陰から出て来る。
それを見た由貴奈は全てをさとい言った。
『騙したのね?あたしを…。』
何が何だか分からなくなってるみたい。
『騙すも何も、お前が悪いんじゃねーか?
お前なんだろ?黒幕。』
その言葉を振り切るように
『違うわよ、あきが勝手に…朝早く出掛けたの。
それからは知らないわ。』
その言葉を聞くと亜貴奈は泣き崩れ出す。
由貴奈が黒幕だと確信したようだ。