絶対読むな
いつもより視線が高い。




足元に視線を落とすと浮いていた。



影はない。




母は一転しておびえた表情を見せた。





「なんなのよ・・・どういうことよ・・・・。あんた死んだはずなのにどうしているのよ!!」





母はあたしの死体を踏み台にして、包丁で切りかかった。






しかし包丁はあたしの体をすり抜け、壁に抜けなくなるほど刺さってしまった。







自分の身に何が起きたのか考える。




ん~。






そっか。




あたし幽霊になっちゃったんだ。





うふふふ、ふふふっふふふふふうふふ・・・・。






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