野球部彼氏



資料室に入り、ドアに鍵をしめる。
別にそこまで……


「小林さん、見た?」
「うん………で、何?」


佐藤サンは私をじっと、見つめる。
………何?!


「小林さんて………岡田君の事―――――好き?」



―――好き?


うんっ。



好き………


今は言えるの。


私は、

岡田の事が……


「好きだよ……ごめん。」
「どうして謝るの?」


どうして??
―――それは、



< 104 / 311 >

この作品をシェア

pagetop