野球部彼氏
~第14章~負け
「お腹空いたー売店行こう」
「うん……」
何だか真奈美が元気ない。
何かあったのかな?
「真奈美、大丈夫?」
真奈美は何も言わず前を見ている。
…………あっ……
宮永百合―――――
真奈美を見るとものすごく睨んでいる。
ま、真奈美??
宮永百合は軽く笑い、食堂に向かって行った。
「はぁ―――」
「真奈美、すごかったね」
「何が?」
「完璧な睨み!怖っ!」