野球部彼氏
「美紀!?―――宮永百合!!!」
私の目の前には宮永百合が腕を組み、私を見下ろしている。
「ごめんなさぁーい♪みえなかったの♪♪」
は!?
宮永百合より身長高いんですけど?!
「そ、そうなんだーよほど目が悪いんですね。あ、頭も?」
その瞬間宮永百合は私をものすごく睨んだ。
「うざいんだよね、早く消えてよ」
あの、そんな顔して言わないでほしいんですけど…………………
「……はぁ―――美紀、行こう」
「うん」