野球部彼氏



「小林じゃなくて、俺のせいか…………」


宮永百合は涙が出てきた。
こんな、岡田は初めてだったから。



「岡田先輩……ッ……付き合ってください……」
「――――ごめん、」



結果は分かっていた。



「好きな人がいる――」
「………っ…嫌!!!!!!!!!………付き合ってくれなきゃ……小林先輩に嫌がらせする……」



憎しみをあふれた顔をしている。



「………岡田先輩?」



岡田は悲しい顔をした。



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