野球部彼氏




宮永百合はドアの前でクスクスと笑っている。



「小林先輩嫌われましたねぇ」


っ…………


うっさい……

今のは……
違うもん。


今のは……
驚いただけだよね?


「行こう、」


岡田は鍵をあけた。


「岡田せーんぱい!!♪」


宮永百合は岡田に抱き着く。



「彼女がいるのに、他の女と密室何て……酷いなぁ………」
「すまん……」



岡田は軽く流した。
宮永百合は悔しがって、私を見た。


不気味な笑い方をした。



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