野球部彼氏




小さく暗い奴がおどおどしていたが、岡田は笑った。


「じゃあ、先生に言っといて」



岡田は美紀をお姫様抱っこし、保健室へ走っていった。


それを女子が奇声をあげ、男子が羨ましそうに見ていた。


岡田は耳を赤くして、走っていった。





「保健の先生いますか?」


居る様子がなく、岡田は美紀を保健室のベッドにおろした。


だけど、ジャージの裾を美紀に捕まれた。
本人は寝ている。



「………え?」



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