【短編集】フルーツ★バスケット

煌めき


 それから、練習場に戻ったあたしたちを、何事も無かったように、迎い入れてくれた蒼くんと郡司くん。

 二人の寛大な心には、救われるね。

 一時的な拠り所かもしれない。

 それでも、これから、あたしもこの居場所を求めて、いいのかな?

 答えは、分からない。

 だけど、心の中に射し込まれた新しい光りを胸に、堂々として行きたいな。

 受験も音楽も、それから……。



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