年下くんは雨が好き
そして夕方。
大学の門でシズナが
アタシを待っていた。
「シィ~ズゥ~!!!!」
ムギュ
「ひゃ!!雫ちゃん苦しいよ~」
アタシはシズナの頬に
自分の頬をすりよせる。
「だってシズと会うの
3ヶ月ぶりなんだもん!!!
私の可愛いマイ シスター♪」
「ちょ、恥ずかしいからっ」
「どっちが妹か分かんないわ」
「あ、早織さん!!初めまして!
妹の相楽 静奈です!!雫ちゃんが
いっつもお世話になってます」
「初めましてだね!
あれ?シズナちゃんは、
凄い綺麗な感じなんだね
雫は童顔なのにシズナちゃんは
大人っぽいってゆーか…」
「はい!よく言われます。
雫ちゃんはどうみたって
妹に見えますもん」