あなたに出逢えて





「そうと決まれば明日は挨拶だな。お前のご両親に挨拶に行かなきゃ。」





颯は照れた素振りを見せた。





颯は、私のお母さんが居ないことを知らない。





「そうだね…」





颯は私の頭をくしゃくしゃと撫で、ニッコリと笑った。





大丈夫。





私には颯がいる。





お父さん……も、きっと喜んでくれる。







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