舞い誇る華
「なあなあ、〝友達〟ってどんな奴なんだ?」
突然の原田の質問に雛菊は手に持っている携帯を開き答える。
「えっとですねー… この2人なんですけど、名前は女の子の方が鈴蘭でこっちの男の子の方が奈月っと言います」
「だっ!! まだとってやがったのか?!! それ」
「いいじゃん 別に… あっ」
携帯には、鈴蘭・奈月・藤歳・雛菊の4人で撮った写真が写し出されていた。不意打ちで撮られた写真の為恥ずかしい藤歳は、その写真を皆に見せていた雛菊の手から携帯を取り上げた。
だが、勢いよく奪った為携帯は土方の足元まで飛んでしまった。
「「「あっ」」」
「げっ」
幸い畳の上なので壊れてはいない。
土方は足元に転がった携帯を拾い上げ誰にも気付かれないように 一瞬表情を変え、雛菊に渡すと無言で部屋を出た。
ただ その一瞬の表情を逃さず見ていた者が一人、いた。
部屋を出て言った土方を見て永倉と大人しい顔つきの男がほーっと溜め息を吐いた。
突然の原田の質問に雛菊は手に持っている携帯を開き答える。
「えっとですねー… この2人なんですけど、名前は女の子の方が鈴蘭でこっちの男の子の方が奈月っと言います」
「だっ!! まだとってやがったのか?!! それ」
「いいじゃん 別に… あっ」
携帯には、鈴蘭・奈月・藤歳・雛菊の4人で撮った写真が写し出されていた。不意打ちで撮られた写真の為恥ずかしい藤歳は、その写真を皆に見せていた雛菊の手から携帯を取り上げた。
だが、勢いよく奪った為携帯は土方の足元まで飛んでしまった。
「「「あっ」」」
「げっ」
幸い畳の上なので壊れてはいない。
土方は足元に転がった携帯を拾い上げ誰にも気付かれないように 一瞬表情を変え、雛菊に渡すと無言で部屋を出た。
ただ その一瞬の表情を逃さず見ていた者が一人、いた。
部屋を出て言った土方を見て永倉と大人しい顔つきの男がほーっと溜め息を吐いた。