舞い誇る華
 


「ひっどー!!! そうゆう言い方はないんじゃない??」



そう言うと頬を膨らませ 拗ねる雛菊。

そんな雛菊を無視して藤歳は藤堂に話しかける。




「 まあ だいたい想像はついた
で? それを言いにわざわざ此処に来たのか??」


そう言うと怠そうに頭を掻きながら 欠伸をする。



「いえ 春日さん達を起こしに雛菊さんが行くと言うので私は付き添いに来ただけです」


「……達?」



「ええ…後まだ「どうかしたのかい?」



「あっ… 山南さん!」




後ろを振り向くとそこには、にっこり微笑んでいる山南がいた。



「総司が心配してましたよ? 2人が中々戻って来ないっと」



「え゛っ!! そんなに時間経ってますか?」



「ええ 早く戻らないと朝ご飯食べそこねてしまいますよ
何せ久し振りのちゃんとした食べ物ですから」



クスクス と可笑しそうに笑う山南に藤堂と雛菊は苦笑いしていたが藤歳は不思議そうな顔をしていた。




 
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