短編集
天使が迎えにきた春。
あ、やべ
………こりゃ俺死ぬわ
【天使が迎えにきた春。】
ドンッッッ!!!!!!!!
それはバイト帰りの深夜2時
先輩たちと騒いで深夜になってしまった
帰宅途中の事だった
信号のないこの道
普通にチャリで渡ったつもりだった
・・・
だったんだ
すぐそこにトラックが来てることを
知らなかったんだ…
ねぇ、天使さん
君はまた俺を助けてくれる?
急いで出てきた運転手の言葉は
今の俺には届かない
俺に届いた声は
“あの人”の声だけ