短編集



何の事だかわからず
もやもやしたまま昇降口に行った







この前


私がここに立って雨の中
1人で帰ろうとした




「………あ」



その時、後ろから声を掛けてくれたのは











『…また傘忘れたの?』













とても優しい赤沢君でした





「うん…天気予報見てなくて…」


『そっか

じゃあ入ってく?』





「……うん!」






普段は挨拶だけで、全く話をしないけど





雨の日だけは…






終わり





< 5 / 17 >

この作品をシェア

pagetop