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屋上…


初夏にふさわしい太陽、空、風。
そして、少しの沈黙が2人を包む。



「「…あの」」

「あ…」
ハモってしまった…!


「あの…先輩、話…って?」
やばい、柄にもなく緊張している。


「璃昂ちゃん、なんかいろいろ抱え込んでるでしょ?」
「え…?」




―――何が…言いたいの?




「目、見れば分かるよ」
「あの…先輩?」
「早く、吐き出したほうがいいよ」





―――私の…私の何を…知ってるの?




「俺にも言えない?」
「よく…分からないんですが」
「そのままだと…いつか壊れるよ」
「シノせんぱ…っ」








――――――――え?







「ごめん…あまりにも…可愛くて」

















…き、キス…された。
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