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璃昂とは、結婚できる。

家も違うし、俺も御曹司だから。


でも、今の璃昂を見てるとそうはいかない。
あいつは今までも…










誰も、人を頼らない。


信じない目をしていたから。









璃昂を助けられるのは俺だけ。






俺だけを、信じてほしい。
俺だけを、頼ってほしい。
俺だけを、見ていてほしい…










「信…璃昂ちゃんは?」
「帰った。用事あるんだって」
「シノせんぱーい。コイツが璃昂ちゃんに会いたがってるんすよお」
「なっ…!そうじゃないっすよ!!」
「顔が赤いぞ、怜」

璃昂を守りたい。
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