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拓也と出逢って、1年が経ったある日…


「…」
「あれ?拓也さん、なんか元気なくない?」
「そうかな?」
「何か…あったの?」
「なぁ沙羅…俺、どうしたらいいのかな…??」


初めて聞いた、拓也の弱音。








「俺…」





下げていた顔をゆっくり上げ、





「俺…」





思いもよらない言葉を口にする。






「俺、…沙羅が好き」






----沙羅が好き




「え…?」

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