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彼は大人だった。






時の流れというものもあって、あたし達は結ばれた。

決してバレてはいけないもの。
拓也は明日のあたし達を守ってくれていた。


会いたくて甘えるあたしを
厳しく、優しく怒った。

「今バレたらこれから二度と会えないよ」

その言葉が、いつもあたしを留まらせた。




あれから…


数年経った今でも



あたしの居場所は変わらない。
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