私の彼氏【短・完】
有「無表情なのは美岬といるのが嬉しくて、顔がにやけるから。
その顔を美岬に見られたくないから。
無口なのは美岬といると緊張してなにも話せなくなるから」

美「そうなの?」

有「うん」

有「名前呼ばなかったのも、好きって言わなかったのも、手を繋がないのも、恥ずかしかったから出来なかった。
だから、美岬が嫌いな訳じゃないし、遊びでもない。俺だって一年前に美岬に一目惚れした。
今も気持ちは変わってない」

美「そうなの?」

有「全部本当」

私は顔が真っ赤だと思う。
有騎も耳まで真っ赤。

美「キスも恥ずかしかったから?」

有「それもあるけど」

美「けど?」

有「すると歯止めがきかなくなりそうだから」

美「っ//したくなかったんじゃないの?」

有「それはあり得ない。
いいなら今すぐにでもしたい」

美「じゃあ」

チュッ

有「へ?」

私からキスした。
ほっぺにだけど…。

恥ずかしかったから俯いてたら

美「きゃっ」

有騎が可愛いって抱きついてきた。



10分ぐらい抱き合っていたら

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