同じ空の下で
タカダ先生の話によると、僕は一年生らしい。中学一年生……なぜその年に? ここに何があるのだろう?
タカダ先生はおもむろに立ち上がり、ひとつの棚の前にしゃがみ込んだ。扉を開き、中を探る。
「あ、これこれ」
手にしたのはアルバムだった。卒業アルバムではなく、写真を入れる小さなアルバム。
「みんなと撮ったの」
そう言って僕に手渡した。開くと、タカダ先生がいろいろな生徒に囲まれ笑ってる写真が何枚も収まっていた。白衣を着た胸元に、貴田とネームプレートが付けられていた。
「みんな、すごくいいこだったなぁ」
僕の前から覗き込むように、逆さに写真を見ている。僕は、今はネームプレートの付いていない胸元を見た。シャツを大きく膨張させるふたつの膨らみに、僕は思わず目を逸らした。
タカダ先生はおもむろに立ち上がり、ひとつの棚の前にしゃがみ込んだ。扉を開き、中を探る。
「あ、これこれ」
手にしたのはアルバムだった。卒業アルバムではなく、写真を入れる小さなアルバム。
「みんなと撮ったの」
そう言って僕に手渡した。開くと、タカダ先生がいろいろな生徒に囲まれ笑ってる写真が何枚も収まっていた。白衣を着た胸元に、貴田とネームプレートが付けられていた。
「みんな、すごくいいこだったなぁ」
僕の前から覗き込むように、逆さに写真を見ている。僕は、今はネームプレートの付いていない胸元を見た。シャツを大きく膨張させるふたつの膨らみに、僕は思わず目を逸らした。