Endless Nightmare             ~連続する悪夢L.ver~
「聞こえやしないさ、もうコトキレているからな」


そう言って、男はニタニタと笑う。

その瞬間はじけ飛ぶように、浩一は前へと走りだした。

そして傘を男に突き立てる。


何度か避けられた。

抵抗する男。



腕を刺された。


痛みは感じない。





曼珠沙華のように。


赤い、



赤い、


血の花が舞う。

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