Endless Nightmare ~連続する悪夢L.ver~
これはまた、かなり過去に戻ったもんだ。
「どうしたの? 誰かからメール?」
「いや? ちょっと時間を確認しただけだよ。それより今日はどうだった?」
凡そ一年近く前の事など覚えている筈がなく。
浩一は、現状を把握する為に遥に問いかけてみた。
「楽しかったよ。花火は凄かったし。出店も楽しかったし。また、来年も来たいね」
屈託のない笑顔でそう言う彼女。
あぁ、そういえば去年花火大会に出掛けた。
その帰り際、駅から少し離れた公園で遥と少しの時間過ごした事を思いだした。
「うん、来年も必ずこよう」