Endless Nightmare             ~連続する悪夢L.ver~
浩一と遥の間に流れる空気が凍り付く。


「えっ? 何で」


「だからさ、正直鬱陶しいんだよ。サークルのみんながいる前じゃなかなか言えなかったんだけどさ」


みるみるうちに遥の顔が赤く染まる。

浩一を睨みつけたまま、遥の頬を涙が伝う。





ウソだ嘘だうそだウソだ嘘だうそだウソだ嘘だうそだ。

泣かないでくれ。

君を誰よりも愛しているから。




だが、それを伝える訳にはいかず、彼は表情を変えないまま彼女の視線を受け取る。


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