Endless Nightmare             ~連続する悪夢L.ver~
遥の頬を伝う涙は、止まる事を知らず流れ続ける。

それでも彼女は決して涙を拭こうとしない。


「私、アナタの事を好きになりかけてました」


僕も大好きだよ、遥。


「でも、勘違いだったみたいです。サヨウナラ」

勘違いじゃないさ。



僕達が一緒に過ごした一年間は……。


「サヨウナラ」


彼女は、席を立ち背中を向けた。



「遥……」


振り返った彼女と目があう。
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