Endless Nightmare             ~連続する悪夢L.ver~
「アンタなんか……、アンタなんか殺してやる!」

母を廊下に寝かせると、カッターナイフを握りしめて、私は立ち上がる。


「こいつ、なんで……カッターなんか?」


男は少しだけひるんだが、カッターナイフしか持たない女が、包丁を持つ男にかなう筈もなく。



数瞬後には、私は母と同じように腹部を刺されていた。


足の先から力が抜ける。


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