真冬のひまわり
…ちょ、待て、今何が起こった?

…あたし今ドア開けて、
外に出ようとしてたんだったよな?
なのになんで、
こんな盛大に転んでるんだっけ?

ていうか今何かにぶちあたったよな自分?

壁にしては…柔らかくて…


「おい」


「は、はい!?」


目の前には、不機嫌な顔をした
見慣れない奴が立っていた。
…いや、違う。
コイツ…どっかで見たことが…



「ぁあぁああぁあぁあっっっ!!!!」

…柄にもなく指さして叫んでしまった。


それも微妙に小さな音量で。
< 15 / 25 >

この作品をシェア

pagetop