二藍蝶
眠る藍に、囁いた。

「俺は

 お前を愛してる」

お前が、誰を愛していても

これから先、誰を愛しても

俺の愛は、永遠に

お前のもの。

藍・・・

ごめんなぁ・・・

交わした指切りは

何の意味も持たない。

眠る藍に、最後の口づけを。

夏は、もう・・・終わる。
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