二藍蝶

夏の終わり

あなたは

わたしを愛してた?

貴方は、私を捨てた・・・

浬と連絡が取れなくなって
5日が過ぎた。

私は体調を崩し、お布団に
横になっていた。

そんな私を心配する雪乃さん
は、優しく何度も私の頭を
撫でてくれた。

リビングで、幹生さんは
真剣な表情で、誰かと
話している。

「あの馬鹿、どこに・・・」

貴方は、誰にも何も告げず
消えてしまった。

携帯電話の着信音が鳴り
私は、急いで起き上がる。

そして、携帯電話を見つめた

そこには、ママ(秘色)の文字
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