二藍蝶
貴方に、私の言葉は届いた
だろうか?

それでも、歩む足を止めて
振り返り、抱きしめてくれない
のは

「私を、(愛して)・・・」

私を、愛していないから・・・

貴方の声が聞こえたような
気がした。

貴方は、言った。
 
「愛なんて、邪魔なだけ」

悲しい・・・

本当の愛を知った時
私は、虚しさに膝を抱える。

苦しい・・・

あなたの愛が
わたしには・・・無い。

『カイリ、私ね
 私・・・

 貴方を愛してる』

今でも・・・
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