二藍蝶
俺は、知らず知らずのうちに
藍に、べったりと甘え

俺の全てを受け入れてくれた
お前なら、何でも許してくれる

そう、思っていた。

どんな態度を取っても、お前は
絶対に俺の傍に居続けていて
くれると、高を括っていた。

最近では、愛を伝えるどころか
触れあう事も無かった。

それなのに分かり合えていると
思っていた。

俺は、待つしかなかった。

お前が戻って来てくれる時を。

翌日・・・

俺は、もう、笑うしかなかった

馬鹿な自分自身を・・・

『もう二度と
 私を捨て、ないで』

『そんなヘマ
 二度とするかよ』
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