二藍蝶
「また、そんなこと言って
 ・・・
 あれよあれよで
 俺、二児の父親ですよ

 いいかげんに身を
 固めてくださいよ」

「うるせえよ・・・
 
 今の俺には女はいらない
 邪魔なだけだ
 
 俺の恋人は、組
 組の為なら、俺は死ねる」

あの後、半年間の沈黙を得て
俺達は行動に起した。

気合を入れて、会澤組に
出向いたのに思ったよりも
あっさりと、この俺は
会澤組を抜けることができた

それはきっと、組長の
口沿いがあったからだろう。

もちろん、塁も、センさんに
気に入られていたせいか
エンコ詰めを免れた。
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