二藍蝶
私は、茉優と数名のモデル達に
連れられてこの場所にいる。

大きなテーブルを挟んで
男女が座る・・・

所謂、合コン・・・

「アイ
 露骨に嫌な顔しないの」

「だって、こういう会は
 苦手だから誘うのは
 やめてほしいって
 前にも言ったよね?

 私、出会いなんて
 求めてない・・・」

周りの女子達は、トイレで
メイク直しを済ませ、いつも
以上に女度を上げる。

皆、モデルだけあって
ファッション誌から出てきた
ように、その場は華やかに
なる。

その時、目立った男性が
生中のグラスを手に持った。

「とりあえず
 乾杯しましょうか
 
 こうして、出会った
 偶然に乾杯・・・」
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